=Ryouのふみあと a67



佐久からの山々 

  浅間隠山(1757m)と駒髪山・森泉山(1137m))
                          浅間map67



1浅間隠山・駒髪山
  
 二度上峠 正面が浅間隠山       駒髪山

 [月日]  '00 10/31(火)
 [山名]  浅間隠山(1757m)と駒髪山(1483m)

 [山域]  軽井沢・浅間
 [その他] 妻と2人 晴れ



 最後の紅葉をと近くの山々をのんびりと妻と**とで巡って来ました。二度上(にどあげ)峠に駐車し氷妻神社のある駒髪山に登ってから浅間隠山に向かいました。

[行程] 
二度上峠(11:20)−駒髪山(11:34)−20分休憩−車道(12:20)−二度上峠(12:30)浅間隠山登山口(12:55)−20分休憩−山頂(14:03−14:36)−登山口(15:11)

[内容]
 軽井沢から北軽井沢にかけては紅葉最盛期。二度上峠から北の階段をつめてキノコを探しながら笹道を登りました。15分たらずでついた峰が氷妻神社でしょうか。氷妻山は鼻曲山への尾根上にあるんですね。少し先の尾根で休んでいると、北軽井沢からの登りで抜いてきた自転車の若者が登って来た。???この道は・・と言うと、ここからも浅間隠山へ行けるはず・・・と、地図を示した。彼はどんどん先に行ってしまったので半信半疑ながら彼の踏み跡を追っていった。
     
     氷妻神社           笹薮になる???


  ところが、下の笹薮で彼の足跡は消えてしまった。私たちはそのまま北に下りつづけて笹薮の中から車道に降り立つと。車で休んでいた夫婦が・・私たちも以前にここに下ってしまったことがあるんですよと笑いかけてきた。車道を1キロほど戻ると、自転車の彼は同じ踏み跡を戻ったらしくもう着いていた。地元の嬬恋の方だとか、もう一度登り直す元気はないらしい。

 もう午後になっているので車を1キロほど北東の登山口に移動し、手早く身支度を整え出発した。山頂には小学生のグループが大勢いるというがもう下って来るころだろう。二俣になった道を右にとり、少し下ってから登りはじめる。やがて、賑やかな子供たちの声が風に乗って聞こえてきた。すれ違いに道を空けよう・・と、空き地で休憩したのだがいつまでたっても下ってこない。彼らも休憩に入ったのかもしれないと出発した。

 ところが急坂で出会ってしまった。40人ほどだろうか、2年生くらいから5年生くらいまでさまざまだ。岩を一人づつ降りるので一向に進まない。付き添いの先生方の苦労がよくわかる。地元の子供たちだというが、なかなか元気で礼儀正しいのが待つ身には嬉しかった。
     
    登山口              元気な子供たち


 山頂には北軽井沢の別荘から来たという犬連れの中年の女性二人だけ。ラッキー。実は私たちも犬を連れていたのだ。だから、人と会わないようにと遅い時間に登って来たわけなのだ。子供たちの声で待避したのも彼らを驚かさないため。
  
   南望 鼻曲山は遠い      もうすぐ頂上だ


 予報とは異なり穏やかな秋の日は風も無い。犬たちは二匹で楽しそうに遊びまわっている。浅間山の隣には鹿島槍などの白い北アルプスの山々。そして四阿山から本白根、横手、岩菅、白砂、谷川の山々、至仏から男体への尾瀬と日光の山々・・・妙義、八ヶ岳、蓼科・・。山頂の方位盤を囲んで山座同定に30分ほど。陽も傾いてきた2時半過ぎ山頂を後にしました。
  
 手前に方位盤がある山頂  北には四阿山から上越の山々

  
   仲良しの犬仲間      浅間山の左は蓼科山と八ヶ岳

  
 何の実だろう とてもきれいだ  鞍部から山頂を振り返る


 帰りは北軽井沢から西へと紅葉の六里ケ原の紅葉の中を進み、青山から広域農道を走って農水省の農場の横から新鹿沢に出ました。更にそのまま東に畑の中を鳥居峠の手前まで、高冷地の黒く湿った土を耕しているトラクターの間を縫って走り抜けました。峠からは千曲川を眼下に舗装道路を東部町へと下りました。

 このルートはいつか自転車で浅間連峰をぐるっと一周したい・・と思っての下見なんです。100kmくらいですがちょっと高度差があるので、日の長い来年の春まで待つことにしました。 (o^^)o



2森泉山
 平尾山から湯川沿いに南軽井沢に向かうと別荘地森泉郷がある。この真ん中に鎮座するのが森泉山。
  
  ギッパ岩からの浅間山    林の中には三角点と櫓だけ

[月日]  '00 11/4(土)
[山名]  森泉山(1137m)
[山域]  軽井沢・浅間
[その他] 妻と2人 ** 晴れ



[内容]
 10時を大きく過ぎて家を出た。幸い今日は上天気だ。かねてから訪れてみたいと思っていた森泉山へGO。平尾山を回り込むと湯川の河岸段丘の上に浅間がのしかかるような迫力だ。ここは初めての妻が喜んでいる。犬が遊べるようなコース選びに毎度苦労するのはこちらなのだ。犬が喜ぶと妻が喜ぶ・・ということで私もその気にならざるを得ない。何事も風が吹けば・・が・・・というわけだ。将を射んとせば馬を射よ・・・ (^^;)

 森泉郷へと右の山道に折れる。なかなか良い道なのだが・・本当に静かだ。土曜なのに人も車もいないし家もほんの僅かしか建てられていない。別荘の方には悪いが犬の散歩には絶好の場所だ。迷路のような道をギッパ岩を目指して進む。頭上に踏み板のとれかけた吊り橋を見ると、その先の草地が駐車場だった。5台くらいは駐車できるし、道も広いのでかなり停められるだろう。

 手すりのある岩場を3分、30mほどで展望台に立った。浅間を北正面に見る絶景だ。先日、北軽井沢から浅間隠山に行ったが、そちらからの浅間山はただのピークでしかない。平尾山やこのギッパ岩からの展望は浅間山が大きく歯を剥き、挑みかかるような躍動感がある。遠く白馬から鹿島槍などの遠景も、小諸から上田へと続く里のようすにも自然と人間の共存の息吹が感じられる。

 舗装道路を更に上ると紅葉の美しい広場があり、左右二つのピークを8の字に巻く道が分かれている。まず右にとって500m足らずの森泉山登山口だ。小さな建物の横を抜けて山頂まではだらだらと100mたらずだ。山頂は三角の小さな測量櫓があるだけだ。展望はなく、その先の草むらにはバラ線の向こうにかっては使ったこともあるかもしれない・・東屋というか休憩小屋といういか・・草に埋もれていた。

 車に戻り、南の周回路をまわる。紅葉、黄葉が美しい。のんびりと枯れ葉の舞う広い路上を散策する。なんと西に張り出して展望台がある・・のだが、左右の木が育って展望が無いのだ。ンンン 舗装道路、駐車場、水道、消火栓、下水・・なんでも揃っているのに・・。家が建たないまま石段は草に埋もれ手すりは錆びて折れ・・もったいない、もったいない。
 
 別荘地の中だが建物が無いので・・ハイキングに最適 (^^;)


 私の狙いはここから林道で八風山へ抜けること。だが・・・いくら走っても抜ける道が見えない。車一台こない細い林道をたどること30分。下に広場が見えて来たのでもう発地あたりかと思ったが、下ってみたらゴルフ場。後で考えてみると上に向かう道が八風山への道だったらしい。そのまま帰るのも癪なので、発地をへて和美峠の手前から妙義・荒船林道(有料)に上り直し、内山峠へと下った。

[メモ]
 ギッパ岩展望台:駐車場より3分 展望よし 駐車5台可
 森泉山:駐車場より3分  展望なし 駐車5台可